コラムいろいろ
必須脂肪酸について
必須脂肪酸は油の中の栄養素です。
オメガ6系(リノール酸)とオメガ3系(αリノレン酸)と呼ばれる脂肪酸があり、これらは体内生産が不可能なため食事から摂る必要があります。
必須脂肪酸はヒトの生命維持に極めて重要であり、その働きには以下のようなものがあります。
● 動脈硬化予防
● 善玉コレステロールを増やす
● 血液粘度を下げ血流が改善される
● 抗炎症作用によるアレルギー緩和
● 副腎機能の向上
● ホルモンの正常化
● 精神の安定
● 脳の働きを高める
紅花・コーン・ヒマワリ・ゴマ
※ αリノレン酸の多い油
大麻・月見草・亜麻仁・魚油・くるみ
大麻(ヘンプオイル)は植物油で最も必須脂肪酸が多くリノール酸とαリノレン酸のバランスが3:1と理想的です。厚生省が推奨する比率は4:1ですがこの基準に一番近いものは大麻(ヘンプオイル)の他にありません。
★ 大麻(ヘンプオイル)にはγリノレン酸が3%も含まれています。
γリノレン酸とアトピー
ひどい痒みと乾燥肌はアトピー特有の症状ですが、これは皮膚から多量の水分が失われることによって起こります。
原因として考えられるのはオメガ6多価不飽和脂肪酸の不足と酵素(デルタ6デサツラーゼ)の機能不全です。結果として抗炎症作用や保湿成分となるγリノレン酸をリノール酸から作り出すことが出来ず、肌にはひどい炎症反応が現れます。
また最近の研究ではアトピー性皮膚炎の患者の血液には基準値の半分以下のγリノレン酸しかなく、4人に1人は先天的なものであるとの報告がされています。
γリノレン酸は大麻(ヘンプオイル)の中に含まれる有効成分のひとつですが、自然界ではごく限られた植物にしか存在しません。ヘンプ(大麻)以外では月見草やブラックカラント、ボラージ草などが商品化されていますがいずれもサプリメントです。
またγリノレン酸はヒト母乳にも含まれることから免疫機構に作用することが推測されます。粉ミルクと比べて母乳育ちの赤ちゃんが健康なのは、初乳でたっぷりの免疫力を与えられるからだと思われます。
以上の事から抗炎症物質γリノレン酸を体内生産出来ないのであれば、その成分を豊富に含んだ大麻(ヘンプオイル)で補うことは有効であると考えます。
大麻(ヘンプオイル)の摂り方
大麻(ヘンプオイル)はその成分を壊さないためにも出来るだけ生食で摂ります。
料理の場合はサラダやマリネ。味噌汁などに少量加えても美味しくなります。
個人差があるので効果がいつ現れるとは言えませんが、細胞が入れ替わる約90日~120日間は続けてみて下さい。
炎症のひどい場合は少し多めに摂ることと、酵素の働きを促進させる亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6・葉酸をそれぞれ適度に補いましょう。
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